Schedule

歯周病点眼ワクチンの
接種スケジュール

歯周病チェック(細菌検査)

歯周病チェックとして、単なる口臭チェック・歯石・歯垢チェックといったものとは異なり、「箕面外院どうぶつ病院」では、歯周病原因菌の酵素活性というものを測定します。
 
口腔内細菌のうちで親玉となる菌(P.gingivalis)は前述の通り、特殊なタンパク分解酵素を産生し歯肉に悪影響を与えます。この酵素の活性を測定することで、実際に歯周病の原因となっている親玉菌がどれほど増殖して酵素を産生し、悪さをしているかを確認することができます。
 
歯垢を少し取らせていただいた後、10分ほどで細菌酵素活性を検出することができます。幼少を除き、初回の歯周病点眼ワクチン接種前に測定させて頂きます。

ご注意点

  • 歯周病点眼ワクチンはあくまでワクチンになりますので、他のワクチン接種とは1週間以上の間隔をあけて行います。
  • 免疫効果の持続には、他のワクチンと同様に定期的な接種が不可欠です。
    歯周病点眼ワクチンは2回目が2週間後、それ以降は4~6ヶ月ごとの接種を推奨しています。
  • 歯石は、歯周病菌の存在下では付着しやすくなりますが、菌の有無に関わらず付着しうるものでもあります。
    歯周病点眼ワクチン後も継続的なケアをお願いします。
  • ステロイド投与(猫の口内炎etc.)により、歯周病点眼ワクチンによる効果が減少する可能性があります。
    点眼前に、2週間の休薬が必要となりますので、ステロイド投与歴を獣医師にお伝え下さい。

Care Referral

ワクチン効果を最大限に
発揮させるケア紹介

歯周病点眼ワクチン、歯石のある子はスケーリングを同時に行うことで歯周病の発症リスクをかなり抑えることが可能です。
 
しかし、口腔内の他の雑菌の存在・歯垢の付着などを考えると、やはり日頃のケアがとても大切な事であるのに変わりはありません。
歯磨きができればベストなのですが、隅々までしっかり磨くとなるとなかなか難易度の高いものになります。
 
ここでは歯周病点眼ワクチンを接種されたワンちゃん・ネコちゃんによりワクチン効果を発揮していただくためにお勧めできる、お手軽で簡単なケア方法のみをご紹介します。

サプリメント【デンタルBio】

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人気のデンタルバイオがパワーアップしました。
口臭の出にくい人から発見された善玉菌K12や、口腔内の健康維持に役立つ善玉菌M18が配合されています。
小粒で飲みやすく、粉末にしても大丈夫です。

歯磨きガム

歯磨きガム

ガム、歯磨きおやつを噛むことで歯垢を除去します。
また口腔内の健康を守る成分配合であるのがポイントです。
毎日がベストですが、少なくとも歯垢が歯石になるといわれる3日に1度は噛むのがオススメです。
ネコちゃん専用のものもあります。

液体デンタルケア

液体デンタルケア

毎日の飲み水に少量混ぜて与えるだけの簡単ケアです。
歯磨きガムが噛めない子でもケアが可能です。
口腔内の衛生管理をサポートします。天然由来の成分で安心して続けられます。

歯周病点眼ワクチン
接種記録カード

歯周病点眼ワクチンを接種されたワンちゃん・ネコちゃんには接種記録カードをお渡しします。
次回予定日も記入しますので、毎回接種時にお持ちください。