Vaccine
歯周病点眼ワクチンとは
「箕面外院どうぶつ病院」では、1年に1回接種する混合ワクチンや狂犬病ワクチンと同様に歯周病点眼ワクチンを推奨しています。
歯周病は感染症であり、歯周病菌の親玉となるP.gingivalisが感染・増殖するのを歯周病点眼ワクチンで抑え込むことが可能なので、そもそも歯周病が起こり得ない状態に近づけることになります。また、そうすることで口臭が減少し、歯石も付着しにくい口腔環境にしていくことができます。
ただし、歯石は菌の有無に関わらず付着しうるものであり、また口臭も他の口腔細菌の存在のため、これらの点を完全にゼロに抑えるのは難しいかもしれません。よって、日頃の口腔ケアが大事であるという事に変わりはありません。
幼少からの接種で歯周病・口臭の予防になるほか、シニアなどすでに歯周病を発症しているケースでも、歯周病点眼ワクチンとスケーリングを組み合わせることで再発予防になります。
歯周病点眼ワクチンは動物にも飼い主様にも負担の少ない予防法です
当院では獣医免疫細胞療法研究会より、最新の歯周病抗原(病原)送達キット試薬を取り寄せ、これを歯周病点眼ワクチンと称して使用します。
歯周病菌(前述のP.gingivalis)を細かくしたものが、リポソームという目に見えない程のカプセルに封入されています。これを接種することで、この菌に対する抗体(武器)が多く産生され、歯周病の予防効果を発揮します。また、この菌の関与する全身の疾患に対しても治療効果が期待されます。
また注目すべきは、接種方法が点眼であることです。
手軽に接種でき、接種料金も低く抑えられるので、動物にも飼い主様にも負担の少ない予防法になります。
歯周病点眼ワクチンを定期的に接種する事により、免疫効果を維持します。4~6か月ごとに来院頂き、診察室で点眼させて頂きます。詳しくは接種スケジュールをご覧下さい。
Voice
飼い主様の声
口臭や歯石が気になられる飼い主様で、点眼ワクチンをご希望される方はたくさんおられます。
その中で、「1回目の点眼で口臭がマシになりました」というお声が最も多い印象です。
また麻酔リスクなどでスケーリングが困難なケースでも、歯周病点眼ワクチン処置のみで歯周病治療としての効果が出ています。
F様 Nちゃん プードル5歳
車の窓を閉めてドライブに行くと口臭で車内が臭くなってましたが、歯周病予防の点眼で臭くなくなりました。
T様 Nちゃん チワワ10歳
一回の点眼で、においがかなり無くなりました。
H様 Bちゃん パグ14歳
歯石はいっぱい付いていますが、歯周病予防の点眼でにおいがマシになりました。
K様 Bちゃん ダックス17歳
口も痛く、口臭もきつかったので、いつも抗生物質を処方してもらっていました。今度歯石を取ってもらう予定ですが、歯周病予防の点眼で取り敢えずにおいはだいぶ消えました。
I様 Mちゃん チワワ18歳
においが少なくなったようで、歯茎の腫れもひき、歯ブラシも嫌がらなくなりました。
T様 猫ちゃん
口内炎でステロイド注射を繰り返してました。注射をやめて歯周病予防の点眼をしましたが、口臭・よだれがマシになり、フードも食べてくれてます。
症例
人でも歯周病と大きく影響し合うと言われる糖尿病に対し、歯周病点眼ワクチンにより血糖コントロールが安定した症例があります。
歯周病菌の影響を受けた全身のあらゆる病気に対し、治療・予防効果を発揮します。
歯周病点眼ワクチンは動物にも飼い主様にも負担の少ない予防法です
歯周病点眼ワクチンは動物にも飼い主様にも負担の少ない予防法です
※歯周病点眼ワクチンは、保険適用外となりますのでご了承下さい。
※歯周病点眼ワクチンは、保険適用外となりますのでご了承下さい。